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ライブコマースとは?

ライブコマースとは?


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ライブコマースとは何ですか?

ライブコマースは、ライブ配信とオンライン販売を掛け合わせたもので、視聴者はライブを見ながら商品を購入でき、配信者は商品を紹介しながら同時に販売を行えるのが特徴です。

情報の一方通行であった従来型TVショッピングと大きく異なる点として、視聴者はライブを見ながら、気になったことをリアルタイムに質問やコメントができます。つまり、コミュニケーションを通じて商品を深く理解することはもちろん、配信者と視聴者の一体感を通じてショッピングを楽しむことができるようになっています。

ライブコマースは、ライブ配信上のリアルタイムのコミュニケーション、そして、ワンクリックでの注文を可能とし、シームレスなショッピング体験ができるのが特徴です。

ライブコマースの魅力とは?

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双方向のコミュニケーション

ライブコマースでは、「ライブ」という特別感や、配信者と視聴者のコミュニケーションが生み出す一体感が強みであり、「双方向のコミュニケーション」が楽しめることが特徴です。 また、コミュニケーションの中で生まれる「楽しさ」もライブコマースの醍醐味となり、ひとつのエンターテインメントとしての魅力があります。

商品の特徴がリアルに伝わる

ライブ配信のため、リアルな商品の使用体験や、写真編集がされていないリアルな商品情報を視聴者は受け取ることができます。 また、わからないことはその場で配信者に質問することができ、より商品に対し安心感を持つことが可能です。

ECと比べ「買い物の楽しさ」をより感じられる

通常のECではページを見て購入するだけだった買い物が、ライブコマースではライブ配信ならではのワクワク感や楽しさを感じることができます。 そのため、ライブコマースでの買い物はポジティブな体験として記憶に残りやすく、好意的で安定したユーザーを持つといわれています。


ライブコマース業種別活用例!

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アパレル

人気のセレクトショップもライブコマースを積極的に取り入れている事例もあり、ライブコマースはアパレル業界での認知度は高いです。写真や文章だけでは伝わりにくい洋服の良さも、ライブコマースを活用すればより詳しく、丁寧に伝えることができます。 また、お客様の疑問点も双方向コミュニケーションを通じてその場で解決できるため、通常のECにはないショッピング体験を提供することができます。例えば、1対1で帽子から靴までトータルコーディネーションも遠隔でできます。これらを合計して、その場でお買い上げ。これまでのECでは難しかったようなことが、可能となります。

双方向の販売で活躍する「インフルエンサー」「ライバー 」も登場するかもしれませんね。

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化粧品・健康食品

若い世代で特に人気といわれているライブコマース。美容・健康への意識はどの世代でも高く、化粧品や健康食品を商品とするライブコマースは今後も伸びが期待できます。

化粧品の場合は、配信者が実際に商品を使い、イメージに具体性も持たせながら商品のアピールをすることができますし、その中で視聴者からの質問にダイレクトで答えることで、お客様も商品の良さをより理解し納得して、商品を購入してくれます。

健康食品では、専門家・プロを招いて商品の説明をする、実際の利用者から話を聞ける、など、よりお客様が商品に安心感を持ってもらうような工夫を施している事例もあります。

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家具・雑貨

在宅勤務の拡大や、外出を控えることで自宅で過ごす時間が多くなった影響で、インテリア用品の需要は今急速に高まっています。その為、家具や雑貨を商品としたライブコマースも期待できる分野です。

写真だけではイメージが伝わりにくい家具・雑貨も、ライブコマースでは細かいデティールや大きさのイメージをお客様に伝えることができます。「質感はどんな感じですか?」といったお客様からの質問にもリアルタイムに答えることができるため、お客様も商品のイメージがしやすく、購買意欲をかき立てます。 また、モデルルームをライブ配信し、使われている家具や雑貨をそのまま購入できるライブコマースの使い方もあります。

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フード

生活様式の変化でフード業界のEC化が進んでおり、生鮮食品といった食品を商品とし、ライブコマースを活用する企業やお店が増えています。 ライブコマースを使えば、朝一で採れたみずみずしい新鮮な野菜を、そのままオンラインでお客様に対面販売することもできます。"ライブ"を活用して「まぐろの解体ショー」といったものも、ライブコマースを使えば可能になります。

一般的なフードECと違い、お客様は楽しみながら商品を購入することができます。また、生産者の「こだわり」について、「生産者から直接話を聞ける」といったことも、消費者ニーズにマッチするものと思われます。

出典:ライブゲート


ライブコマース利用イメージ

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出典:ライブゲート

一般的によく利用される「ビデオ通話」を、お店の販売員と行っていると考えていただければわかりやすいかと思います。 画面の向こうの販売員は、画面越しに商品の紹介をしてくれます。商品が気に入れば、画面に出てくる購入ボタンを押すことで、ワンクリックで購入を完了することができます。 オンラインセミナーのように複数人の視聴者に対して行われるライブコマースや、1:1の完全プライベートで行われるライブコマースもあり、ライブコマースは今後さまざまな分野での発展が期待できるといわれています。


ライブコマースが注目されている3つの理由

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①海外での成功事例

2018年以降、中国でライブコマースがその勢いを爆発させました。 主に高い信頼度と影響力を持つインフルエンサーによるライブコマースが代表的で、優れた販売力があることが実証されています。 2020年、新型コロナウィルスのアウトブレイクによる都市封鎖と、人々の外出自粛によって、その勢いは中国での成功を追う形で韓国やアメリカでも広がり、本格的なトレンドが始まっています。

②ライブを気軽に配信・視聴できる

TikTok、Youtubeなどの動画コンテンツの普及により、動画への抵抗感がなくなったことから、気軽にライブ配信を視聴するユーザーが多くなりました。 また、配信者は大掛かりな機材のセッティングがなくとも、スマホやPCから簡単にライブ配信が行えるため、視聴者・配信者ともにライブ配信に対する敷居が低くなり、気軽に「ライブ配信」というコンテンツに触れることができるようになったことで、ライブコマースへつながると考えられています。

③5Gの普及

5Gに対応したスマホも続々と発売され、超高速・大容量の通信が可能となり、よりユーザーが動画コンテンツに触れる機会が多くなるといわれています。 ライブを通じたコミュニケーションの文化は、5Gにより拡大していき、今後ライブコマースをはじめとした動画コンテンツはさらに普及していくでしょう。


まとめ

ライブコマースの魅力は「買う楽しさ」と「つながる楽しさ」にあります。 日本ではまだあまり知られていないライブコマースですが、今後、ビジネスにイノベーションをもたらしうる存在であり、デジタルシフトの先導役として、更にその可能性を大きく開花させることでしょう。 これからの時代をポジティブに、かつ力強く生き抜くために、新しい販売スタイルとしてライブコマースは今後期待できるマーケティング手法といえます。