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【ライブ配信のトーク術】スムーズな進行で視聴者を盛り上げるトークのコツ

カテゴリ:ライブコマース上級者を目指す 更新日:2023-01-10

ライバーとしてライブコマース(ライブ配信)を行っているけれど、以下のようなお悩みを抱えている方はいらっしゃいませんか?

  • トークがうまくいかない
  • ライバーとしての進行役が難しい
  • 視聴者とのコミュニケーションがうまくいかない
  • もっと盛り上がるライブコマースにしたい

生放送のライブ配信だと思うと緊張してしまうし、トークが盛り上がらないと焦ってしまいますよね。今回はライブコマース(ライブ配信)をスムーズに進行させたいとお考えの方に向けて、楽しく盛り上がるトークのコツについて解説します。ライブコマース(ライブ配信)を楽しく盛り上げたい、雑談力やコミュニケーション力をもっとつけたいと思う方はぜひ参考にしてみてください。

ライブコマース・ライブ配信進行のお悩みポイントは?

ライブコマースをスムーズに進めるためには?

ライブコマースを実践した方の多くが感じるお悩みは、ライバーとして配信を進行していく難しさ。時間配分や、雑談のネタが浮かばない、コメントにうまく返せないなど、ライバーとしての進行は難しいと感じる方が多いのではないでしょうか。

『司会者やアナウンサーのように、しゃべるプロではないのだから仕方ない』と考えることもできますが、せっかくライブコマースを行い商品の魅力を視聴者に伝える機会があるなら、スムーズに配信をリードできるようになりたいですよね。

ライブコマースをスムーズに進めるために大切なのは、配信を進める進行役ライバーが持つ苦手意識がどこにあるかを明確にすることです。トークのどの部分が苦手なのか、得意なことはどこなのかを分析すると、解決策が見えてくるはずです。

例えば、苦手ポイントとして多いのは、『話題が変わる瞬間』です。1つの話題をどんな風にまとめて切り上げれば良いのかがわからず、同じ話を繰り返してしまいシーンとしてしまうことがあります。慌てて次の話題へ移行しようとしても、どうしたらいいか分からず、焦ってしまう。なんとか次の話題に移ったとしても、場の空気は盛り下がっていくばかり。トークが盛り上がらないと、空回りしてしまいます。一例を挙げましたが、ライブコマースの進行は、ライバーに余裕がないと視聴者が楽しめずライブ配信から離れていってしまいます。進行をスムーズにし、視聴者に楽しいと思ってもらえるライブ配信にするにはどうしたら良いのでしょうか?実例から分析した、ライブコマースの進行をスムーズにするための対策をご紹介します。

ライブ配信の進行をスムーズにするためのトークのコツ「熟練の人気ライバーから学ぼう」

トーク術を示す女性

ライブコマースの進行に困っている方は、ぜひ先人の知恵を借りてみましょう。ライバーの中には、スムーズな進行を行いながらトークを盛り上げていく、配信スキルが高い方がたくさんいます。人気ライバーのライブコマースを繰り返し視聴し、内容を書き起こし、彼らがどのようにスムーズな進行を実現しているのかを分析してみましょう。

ライブスキルの高いライバーのトークを分析した結果、話題と話題をつなぐためのテクニックが大切だと感じました。4つのトークのコツを紹介します。

トークのコツ1. 話題を切り上げるために、断定口調ではっきりと話す

話の内容を変えたいとき、次の話題へスムーズに移行するのはなかなか難しいですよね。コメントが多く来ているタイミングや話がまとまっていないときに無理やり話題を変えると、視聴者が混乱したり『まだコメントしていたのに』と残念な気持ちになることがあります。人気ライバーが、一つの話題を終わらせるときに使っているフレーズをご紹介します。

「インスタライブを今見てる方は、お得な情報がありますので〇〇ライブに移動していただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします」

「これから、おすすめを紹介したい思っております」

「今回のライブは21時までです。皆様よろしくお願いします」

この3つの共通点はフレーズの最後で断言しているということです。

ライブコマース初心者は

『21時くらいまでにしようと思うんですけどぉー』

『おすすめポイントは○○っていう感じで(苦笑)』など、語尾を濁したあいまいな表現になりがち。

ライブ配信で失敗したくない、視聴者の気持ちや反応に気遣いたいと思っているからこそ、無意識に使いがちなフレーズです。しかし、あいまいな語尾を使うと、話題の続きがあるようなニュアンスを含んでいるため、なかなか話が終わりません。伝えたいポイントがあいまいになり、商品やサービスの魅力も視聴者にわかりにくくなってしまいます。場の雰囲気も締まらずに、だらだらした空気が流れてしまいます。

話題を切り上げてスムーズに進行するためには、断定口調ではっきりと『思っております』『お願いします』と述べることが大切です。進行役の意思をしっかりと表明することで、ライブコマースのトークや雰囲気にメリハリを与えることができます。さらに、

『ではこのあと○○を紹介しますが、その前にコメントで来ているの質問にお答えします!』

『ライブは21時までなので、あと10分で終了します』

など、この後起きることを予告し、今どうするか、この後何をするかを具体的に視聴者に伝えることも大切です。今後の進行を伝えることで、視聴者は自分の思いや都合に合わせてライブを楽しむことができます。

『あと10分でライブ終了なら聞きたいことをコメントしなくちゃ!』

『○○に興味があるから、もう少しライブを見てみようかな』

生配信で何が起きるかわからないドキドキを味わうのもライブ配信の醍醐味ですが、ライブコマースは『購入する』というアクションを伴います。この後起きることがある程度予測できた方が、視聴者側に安心感を与えられると思います。

トークのコツ2. 次の話題へ移るために、感動詞や接続詞を使う

普段の会話でも、話題を変えるのは難しいと感じることはありませんか?違う話題へ移る瞬間は、多くの方が苦手に感じるポイントだと思います。特にライブコマースの場合は、視聴者の顔が見えず、コメントでのやりとりのため、『話題を変えてもいいかな?』『この話は終わりでいいかな?』と、判断に迷うことも多くあります。

全く違う話が始まるときに、『次はですねー、このですねー』などとモタつくと、ライブ配信の流れが止まってしまいます。すると、せっかく盛り上がっていた場の空気が冷めてしまうなんてことも。だからこそ、次の話題へ移る瞬間はとても大切。人気ライバーは、感動詞や接続詞をうまく使っていました。

感動詞とは、感動、応答、呼び掛けを表す言葉です。例えば『さあ、ほら、まぁ、ああ』などです。

『さあ、これ見てる人みんな知ってると思いますが、〇〇さんがどのくらい凄いかを紹介します

『さあ、ということで早速、商品紹介参りましょうか

ライバーが次の話題に移る際に最も多用していたのは『さあ』でした。

さあ』と言って話題を変えるのは少々強引な移り方な気もします。でも、言葉自体に勢いがあるので、高いテンションを保ったまま次の話題を話し始められます。また、『次はですね』などの言葉に比べると『さあ』は短いフレーズですが、リズム感やテンポがよくなり、スピード感を持ってライブ配信を進められます。

また、接続詞も多く使われています。接続詞とは前後の文章を繋ぐ以外に意味を持たない言葉のことです。

『そしてコメントで重さはどうですか?というのが来てるんですが

『というわけで、皆様気になるお値段ですが

『なんかロサンゼルスでは種を入れないんだって

以上のような『そして』、『というわけで』、『なんか』の共通点は、接続詞・準接続詞であるということです。

他にも『では』、『それから』などの言葉があります。

こうした感動詞や接続詞が自然に口から出てくるようになれば、スムーズな進行が行えるようになります。

ライブコマースをスムーズに進行させるトーク術のひとつとして、ぜひ活用してみてください。

トークのコツ3. 声のトーンや表情も意識する

人気ライバーに共通しているのは、高いトーク術ですが、それだけではありません。ライバーは、表情や声のトーンにまで気を遣っているのです。普段の会話でも、暗い表情でぼそぼそ話す人とは会話が弾まないということもあるのではないでしょうか。

コメントを読むことに真剣になりすぎて、無表情にならないように注意しましょう。常に笑顔でいようとするとウソっぽく見えてしまうかもしれませんが、広角が下がらないよう常に口元を意識しておくだけで表情が明るく見えますよ。

声のトーンは、普段しゃべるときよりも気持ち高めで話すと聞き取りやすくなります。甲高い声を出そうとするのではなく、いつもより少しハッキリ話すよう、声のトーンを上げるように意識するだけでずいぶん印象が変わるはずです。ぜひ、表情や声のトーンにも気を付けてみてください。

トークのコツ4. 逆説の接続詞は使わない

人気ライバーのライブコマーステクニックとして見逃せないのは、“逆接”といわれる接続詞を使わないこと。共演者の言葉を遮る際や話題を切り替える際には、特に気を付けなければなりません。

逆接には『でも』、『だけど』、『しかし』といった言葉があります。逆説の言葉はネガティブなイメージが強いですが、普段の会話ではよく使われます。しかしライブコマースは多くの視聴者が見ています。逆説の言葉で相手の言葉を遮るのは控えた方が良いでしょう。

視聴者から見て配信者が威圧的に見えてしまったり、共演者がイヤな気持ちになってしまう可能性もあるからです。しかし、でも、など逆説の言葉を使いたくなったとき、人気ライバーはどのようにしているのでしょうか?

ライバーは、『なるほど、そうですね』と共感するあいづちをうち、『否定しているわけではないけれど』という印象を与えるようにしていました。確かに、一度共感してもらったうえで『でも気になる点があって……』と言われるのであれば、イヤな気持ちにはなりにくいかもしれませんね。

共演者に対して確認したい点や、否定と取られそうな意見を言うときは、充分に配慮し、逆説の言葉をストレートに使わないようにしましょう。

共演者がいる場合のライブ配信進行のコツ

共演者がいる場合の進行術

ライブコマースでは複数人でライブ配信する場合も多くあります。1人で行うなら自分のペースだけを考えれば良いですが、共演者がいる場合のライブ配信は相手のことも考えて進行していかなければなりません。

一人でも難しいと感じるライブコマースですが、さらにハードルが高いと感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。共演者がいるライブコマース進行のコツを見てみましょう。例えば、共演者が延々と話し続けてしまい、時間が押してしまいそうな場合。

『話が盛り上がっているのに無理に話を遮るのも申し訳ない、かといって時間はどんどん過ぎていく……』と、ますます焦ってしまいどうしたら良いかわからなくなってしまいますよね。人気ライバーは、どのように対処しているでしょうか?

【共演者】「〇〇ライブで商品を紹介しながら、こういうのもいいですよと紹介する番組もやっています。このインスタライブとも連動してますので、その〇〇ライブというアプリをダウンロードしていただくと、なんと今から紹介する商品……」

【ライバー】「お得な情報がありますので、ぜひ今インスタライブを見ている方は、〇〇ライブの方に移動していただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いします」

インスタライブの後、○○ライブでもお得なライブコマースを行うのでぜひ続けてみてほしいと視聴者を他のライブ配信アプリに誘導するという内容です。文字で見るとわかりにくいですが、共演者が「なんと今から紹介する商品」まで言いかけた所で、ライブコマースのプロは被せる形で「お得な情報があります」と入っていき、伝えたい内容を簡潔にまとめていきます。

断定的な言い方を使うことで、会話がこれ以上広がることも防いでいます。通常の会話では、言葉を遮ると嫌な感じがしてしまいますが、意味が伝わる形で自然に会話を遮っているので雰囲気も壊しません。共演者がこれから話そうとしていることをわかりやすく代弁しているので、さえぎって話題を変えられたという印象を与えないのです。

意味が伝わる形で自然に会話を遮るというのは、少々高度なテクニックかもしれません。しかし、迷走している共演者の言いたいことをまとめてあげるというのは、慣れればすぐにでも真似できますよ。

まとめ ライブ配信をスムーズに進行させるトークのコツについて

まとめ ライブコマースをスムーズに進行させるトーク術について

今回はライブコマースをスムーズに進行させるトーク術について解説しました。

  • 話題を終わらせたいときは断定口調で話す
  • 新しい話題に移るときは「さあ」や「そして」を使う
  • 共演者の話が長すぎるときは、言いたいことを代弁してあげる
  • 「でも」や「だけど」などの言葉を使わない

以上、4つのポイントを押さえて、トークに活用してみてください。今後もより良いライブコマースを行うためのコツをお届けしていきます。

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