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YouTubeで収入を得るのに、もっともポピュラーと言える方法がYouTube広告です。この記事ではYouTube広告の仕組みやフォーマットの種類、YouTube広告のメリット、収入の増やすポイントなどを解説!併せて活用したい、YouTubeの広告以外での稼ぎ方もご紹介します。
目次
YouTubeの広告収入は、広告を出稿する広告主が支払う『広告掲載料』から支払われます。
『広告主→YouTube→動画配信者』という流れで、広告主がYouTubeに広告掲載料を支払い、YouTubeから動画投稿者に収益の一部が支払われる仕組みです。YouTube側も広告収益を受け取っているため、広告掲載料はYouTubeと動画の投稿者で分配されます。
広告にはテレビCMのような動画広告やバナー広告など、さまざまなフォーマットがあり、広告がクリックされたり、一定時間視聴されたりすることで収益につながります。
YouTube広告のフォーマットは任意で選択可能。動画投稿者は、動画ごとに表示させる広告フォーマットを設定できます。
設定できる広告フォーマットは主に3種類があり、設定はYouTube Studioから行います。ただし、広告によって表示されるデバイスが異なるので注意しましょう。
参考:https://support.google.com/youtube/answer/2467968?hl=ja
表示する広告フォーマットや広告表示するタイミングも、YouTubeで収入を増やす大切なポイント。
『スキップ可能なインストリーム広告』と『スキップ不可のインストリーム広告』は、YouTube Studioから有効/無効の選択が可能です。いずれかのインストリーム広告を有効にしている場合、『バンパー広告』も自動で有効になります。
なお、これまで配信者側で設定できていた『オーバーレイ広告(動画の再生中に画面下部に表示される、横長のバナーまたはテキストによる広告)』は、2023年4月6日以降掲載自体が無くなったと、YouTube側から公式発表されています。
動画本編の再生前や動画の再生後、本編の途中で再生される動画広告です。動画の再生から5秒程度経過するとスキップボタンが表示され、ユーザーは任意で広告をスキップできます。
広告動画が最後まで視聴された場合か30秒以上視聴した場合、または30秒以内に広告をクリックした場合に収益が発生します。
ユーザーがスキップできない、最長15〜20秒間の動画広告です。視聴者は最後まで広告を見ないと動画本編を視聴できません。広告の表示回数に応じて収益が発生します。
動画本編の再生前や再生後、動画の再生途中に流れる、スキップできない最長6秒間の短い動画広告です。広告が表示されるごとに収益が発生し、再生1,000回あたり500円程度の収益と言われています。
広告の表示タイミングは『動画本編の再生前』『動画の再生途中』『動画の再生後』から選択が可能です。動画の再生途中に流れる広告は『ミッドロール広告』と呼ばれ、動画の長さが8分以上の場合のみ設定できます。
ミッドロール広告を活用することで広告の表示回数が増え、収入増加につなげることも。ミッドロール広告は自動で挿入されますが、手動で設定することもできます。なるべく動画視聴の妨げにならないよう、動画の自然な切れ目で再生されるよう調整しましょう。
参照:https://support.google.com/youtube/answer/2467968
参照:https://support.google.com/youtube/answer/6175006#zippy=%2C%E3%82%88%E3%81%8F%E3%81%82%E%E8%B3%AA%E5%95%83%82%8BF
1再生あたりの再生単価は広告の種類や動画の長さ、動画のジャンルなどによって変わります。動画の1再生あたりの単価は0.05円〜0.3円程度と言われていますが、YouTubeからの公式情報ではないため、あくまで目安程度に考えておきましょう。8分以上の長い動画は0.3円〜0.5円程度が目安と言われ、長尺動画の方が相場は高い傾向にあるようです。
YouTube広告で収入を得るためには、『チャンネル登録者数1,000人以上』『動画の総再生時間が直近12ヶ月で4,000時間以上(YouTubeショートや非公開動画などは対象外)』といった、いくつかの条件があります。また、収入を得るためには、YouTubeへの申請も必要です。
YouTube広告で収入を得る条件や申請方法については、こちらの記事で詳しくまとめています。YouTube収益化について詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
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アップロードする動画は、YouTubeに『広告主のイメージを損なわない動画』と判断されることが前提にあります。公序良俗に反するような動画はYouTubeの収益化ポリシーにも反するため、広告の収益化が認められない可能性が高いでしょう。ユーザーが安心して視聴を楽しめる、質の高い動画であることが必須条件です。
YouTubeショートとは、最大60秒の短い動画を投稿できる機能です。短尺で最後まで動画を視聴しやすく、タイムパフォーマンスのよさからも人気が高まっています。
このように、ライブ配信の場面や、動物のおもしろい行動を切り取ったホームビデオ、Vlogなどこの面白い場面だけ見てほしい、日常のちょっとしたことをシェアしたい、という時に活用できる投稿機能になります。
2023年2月より、通常のYouTube動画の広告収入とは別に、YouTubeショートでも広告収入を得ることができるようになりました。
なお、YouTubeショートにも『チャンネル登録者数が1,000人以上』『公開中のショート動画の視聴回数が直近の90日間で1,000万回以上』 などの収益化条件があります。
2022年5月時点で、18 歳以上のYouTube国内月間ユーザー数は 約7,000万人。そのうち、45〜64歳のユーザーは2,500万人以上とされています。利用している世代が幅広く、リーチできるボリュームが大きいこともYouTube広告の特徴です。
参考:https://www.thinkwithgoogle.com/intl/ja-jp/marketing-strategies/video/youtube-recap2022-2/
投稿した動画は削除しない限り、インターネット上に残るため資産になります。動画を増やすほどに、広告収入を増やすチャンスが拡大。YouTube広告によって、継続的な収入を得ることも可能です。
YouTube広告は、投稿動画と関連性の高い広告が自動で表示されます。配信者側で表示する広告自体を決めることはできませんが、ユーザーの興味・関心にマッチしやすく、広告のスキップや視聴の離脱を防ぐのに役立ちます。
また、一部の広告フォーマットや広告の再生タイミングは配信者側で設定が可能です。効果測定をしながら、自分に合った方法で運用できます。
YouTube動画は基本的に、撮影機器(スマホでも可)と通信環境、編集アプリやソフトがあれば作成・投稿できます。初期費用がほとんどかからないため、低リスクで始められる点がメリットです。
また、YouTubeの収益化条件クリアやYouTubeへの申請が必要となるため、収入を得るまで時間はかかりますが、費用はかかりません。初心者や副業をしたい方にも取り入れやすいと言えるでしょう。
ファンをつくり、YouTube広告の収益化条件を満たすためには、早い人でも収益化まで1〜2ヶ月は必要となるでしょう。また、軌道にのるまでは収入も不安定になりがち。すぐに収入が欲しい、毎月確実な収入を手にしたいという方には不向きかもしれません。
広告収入を増やすためには、再生回数や登録者数を地道に増やしていく必要があります。そのためには、視聴者を楽しませる動画を定期的かつ継続的に配信していくことが大事。動画配信自体を楽しめないと続けるのが辛くなるため、自分の得意なこと・好きなことをチャンネルテーマに選びましょう。
YouTube動画はチャンネルのテーマを絞り、特定のテーマで配信することが基本です。テーマが明確になっているとファンをつかみやすく、チャンネル内の他動画への回遊も見込めます。チャンネル1つにつき、テーマは1つから多くても3つ程度に絞りましょう。配信したいテーマが複数ある場合は、チャンネルを分けるのもおすすめです。
また、誰に向けて発信をしたいのか、事前にターゲットを設定しておきましょう。誰に・どんな内容を届けたいのかが明確でないと、動画の内容自体がぼやけてしまい、内容が伝わらない・人に刺さらない動画になります。
動画自体のクオリティも、収入アップには欠かせません。動画制作時には、例えば下記のことを意識しましょう。
・ターゲットに合わせた世界観をつくる(上品なイメージ、明るくポップな雰囲気など)
・自分のキャラクターを立たせる
・最後まで視聴してもらえるよう、起承転結を考えてシナリオをつくる
・テロップや効果音を入れて、伝わりやすく、楽しめるようにする
・シーンやカメラの画角を変えて映像にメリハリをつける
投稿する動画の内容に合わせて、タイトルや動画の説明文には、検索を意識したキーワードを入れましょう。インターネットの検索エンジン経由や、YouTube内の検索で見つけてもらいやすくなります。
『クリックしたくなるようなタイトル』になるよう、工夫することもポイント。人気YouTuberのタイトルや、実際に自分がどんなタイトルのときにクリックしたかなど、チェックしてみるのもおすすめです。
動画内容を誇張するような表現や、動画に無関係なキーワードを入れるのはユーザーからの信頼を失う可能性があるので避けましょう。ファン獲得には、信頼を得ることも大切です。
動画1点につき、1つのサムネイルが設定できます。サムネイルはいわば動画の“顔”。どんな動画なのかがパッと一目でわかる、かつ思わずクリックしたくなるようなサムネイルを作成しましょう。
サムネイルの作り方や制作時のポイントについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。興味をひくサムネイルの作り方や設定サイズについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
コラム:YouTubeの推奨サムネイルサイズと画像の作り方を解説!
画像をクリック↑
YouTubeの機能を上手に活用するのもおすすめです。
投稿した動画上に、バナーやテキストなどでリンクを表示できる機能です。視聴者に自身のチャンネル内の関連動画を紹介できるほか、他人のチャンネルや他サイトへの誘導もできます。
チャプター機能は、動画に目次を設定する機能です。チャプターを設定することで、ユーザーは視聴したいシーンへと動画をスキップできます。ユーザーは視聴したいところだけを効率よく視聴できるため、動画の離脱を防ぐのに効果的。目次にもキーワードを使用することで、検索エンジンへの対策にもなります。
新しい動画をSNSでアップする、プロフィール欄にYouTubeチャンネルのリンクを貼ってフォロワーをYouTubeへ誘導するなど、TwitterやInstagramといったSNSを活用するのも効果的。YouTubeとSNSを組み合わせることで、双方のファン増加も期待できます。SNSに投稿する際には、動画に関連するハッシュタグ(#)を付けるなど、工夫を取り入れましょう。
広告収入を得るためには、品質の高い動画を継続的に配信することが基本。タイトルの付け方やサムネイルの作り方、キーワードの選定、広告フォーマットの選定など、動画制作以外もこだわることで、収入は左右されます。投稿の結果を検証しながら、改良を繰り返していきましょう。
また、YouTubeには広告以外にも収入を得るさまざまな方法があります。自分に合った方法を併用しながら、より効率よく、継続的な収入を目指しましょう。
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