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ライブコマースの将来予測

カテゴリ:ライブコマースって必要? 更新日:2022-07-16

ライブコマースの未来

急激な成長を続けているライブコマース。 今後、ライブコマース業界はどこに向かっていくのでしょうか? 今回はライブコマースの現状を分析し、その未来図を予測してみました。

ライブコマースの現状

現在ライブコマースがもっとも盛んに行われているのは中国です。 中国ではインターネットを利用している29.3%、おおよそは2億6,500万人がライブコマースを日ごろから利用しています。 その市場規模は35兆円と言われており、利用者、売り上げともに年々増加傾向にあります。

こうしたライブコマースサービス参入ブームはタイやインドネシアなどのアジア圏やヨーロッパ諸国にも広がっています。 一方、日本ではライブコマースという文化はあまり根付いてはいません。 2019年時に行われた調査によると、ライブコマース」という言葉自体の認知度は30%未満、 ライブコマースの配信を見たことがある人は20%程度。さらにその中で商品の購入に至った人は3.3%しかいませんでした。 しかし2020年~2021年にかけては三菱自動車工業株式会社や株式会社ファンケルなど多くの有名企業がライブコマースを導入し、盛り上がりを見せつつあります。

海外のライブコマースについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

関連コラム:https://www.webinabi.jp/press/120

その中国の一歩後を追うのがアメリカです。 アメリカではライブコマースサービスを導入する企業が急増しています。 大手SNSではTwitter、Facebook、TikTok、Instagram。 さらにGoogleやAmazonなどもライブコマースサービスの提供を始めました。

ライブコマースの将来予測

ここからは2022年以降の日本のライブコマース業界の予測をお届けします。

化粧品業界のライブコマース

化粧品業界のライブコマースではメンズ向け化粧品が着実に売り上げを伸ばしています。 その背景にあるのは男性の意識の変化とライブコマースの利便性。 近年は美意識の高い男性が増えていました。 しかし、中にはお店で化粧品を買う事を恥ずかしいと感じる男性も。 しかしライブコマースならば顔を見られることもありませんし、商品についても気軽に質問をすることができます。 こうした理由から化粧品業界のライブコマースではメンズ向けの配信が増えていくのではないでしょうか。

化粧品業界のライブコマースについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

関連コラム:https://www.webinabi.jp/press/58

アパレル業界のライブコマース

現在、新型コロナウィルスの影響で外出する機会が減ったことから、アパレル業界は売り上げを落としています。 しかし、店舗へと足を運ぶ人が減った一方でオンラインストアの売り上げは伸びているとも言われています。 中には実店舗をたたみオンラインストアとライブコマースに専念する企業が登場するなど、今後はより“オンライン販売に特化”する企業が増えるのではないでしょうか。

アパレル業界のライブコマースについて詳しく知りたい方はこちらのコラムをご覧ください。

関連コラム:https://webinabi.jp/press/54

ライブコマースはより身近な存在に

前述した通りTwitter、Facebook、TikTok、Instagramなどの大手SNSがこぞってライブコマースサービスの提供を始めました。 日本のSNS普及率はネットユーザーの約80%とかなり高いことはご存じでしょうか? 人数に換算すると約8000万人にもなります。 これだけ多くの人がライブコマースに触れる機会を得るという事はその分、ライブコマースの利用率も上がっていくのではないでしょうか。

副業としても普及

SNSでライブコマースが簡単に行えるようになれば、企業だけでなく会社員や主婦、学生が副業としてライブコマースを始めることが予測されます。 手芸品や中古品などなんでも売れるという特徴を持つライブコマースは既存のオークションサイトの代わりになりえるかもしれません。

娯楽としてのライブコマース

ライブコマースはショッピング方法である一方、エンターテインメントという一面ももっています。 TikTokやYouTubeではタレントや芸人の登場するライブコマースが増えていますし、企業のライブコマースでもトーク形式やクイズ形式など見て楽しいものが増えています。 今後はよりライブコマースのエンターテインメント化が加速し、スキマ時間彩るツールとなっていくのではないでしょうか。

海外との垣根が取り払われる

TikTokのライブ配信サービスには翻訳機能が搭載されました。 今後は翻訳機能を搭載したライブコマースサービスが増加、それによって海外市場との垣根が取り払われるのではないかと予測する識者もいます。 既に日本では海外向けに行う“越境ライブコマース”が盛り上がりをみせていますが、今後は“越境”という概念自体が古いものになっていくのかもしれません。

ライブコマースをやってみたい、始めたい方は是非このコラムをご覧下さい。

関連コラム:https://www.webinabi.jp/press/42

今回はライブコマース業界の現状とそこから導き出される未来予測をお届けしました。 日本国内のライブコマース市場は2024年までおよそ10兆円の市場規模になる予測と言われています。 今後も進化を続けるライブコマース業界。 参入を進めるならば、黎明期である今が一番良いタイミングなのかもしれません。

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