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企業の活用法と効果を学べるファンコミュニティ成功事例12選!

カテゴリ:最新ビジネスの実態 更新日:2025-02-17

ファンとの長期的な関係を築き、ブランドの価値を高める「ファンコミュニティ」。近年、多くの企業がコミュニティを活用し、ロイヤル顧客の獲得や売上向上につなげています。しかし、「ファンコミュニティを作りたいけれど、具体的にどう運営すればいいのか分からない」「他社の成功事例を知りたい」と悩んでいるマーケターや経営者も多いのではないでしょうか?

本記事では、BtoB・BtoC問わず、企業の成功事例を12選ご紹介します。スターバックスやネスレなどの大手企業から、D2Cブランド、IT企業まで、多様な事例を取り上げることで、業界を問わず参考にできる内容になっています。

「自社でも取り入れたいけれど、どんな運営方法が最適なのか分からない…」という方は、ぜひ事例を参考にして、自社に合ったファンコミュニティの戦略を見つけてください!

ファンコミュニティの成功事例12選

ここからは、ファンとの関係構築に成功した企業の事例12選 を紹介します。

影響力を持つライバーとコラボした事例もあります。インフルエンサーを起用したマーケティングについて詳しく知りたい方は下記記事もご覧ください。

インフルエンサーマーケティング

【SNS別比較】インフルエンサーマーケティング知識と成功事例

ファイテンショップ イオンモール鶴見緑地店

ファンコミュニティの成功事例として、ファイテンショップイオンモール鶴見緑地店が注目されています。同社は、有名プロスポーツ選手なども愛用する健康器具などを製造・販売しており、中でもイオンモール鶴見緑地店は唯一のアンテナショップとして、独自製品の企画開発をしています。

同店は、ライブ配信アプリ「CHANCE!」を活用し、健康や美容に興味があるライバーとコラボ配信を実施しました。

店舗スタッフとライバー、視聴者が、配信を通じて健康や美容の話で盛り上がり、自然な流れで商品を紹介します。またライバーが実際に商品を試している姿を映し、ライバーのファンの購入意欲を高めます。

視聴者からの質問やコメントにリアルタイムで応答することで、ファンのエンゲージメントが高まり、コミュニティの活性化にも寄与しています。

このようなライブ配信を活用したファンコミュニティの構築は、他の企業にとっても参考になる取り組みです。企業の価値観、理念に共感する相手とのコラボ配信は、ファンにとって価値のあるコンテンツとなり、ブランドの信頼性向上にもつながります。

同店のライブ配信活用事例について詳しく知りたい方は下記記事をご覧ください。

共創の事例を紹介!ライブ配信を活用して成功するポイントは?

共創の事例を紹介!ライブ配信を活用して成功するポイントは?

fracora

fracora(フラコラ)は、ファンコミュニティを活用して顧客との関係を深め、ブランドの価値向上に努めています。具体的には、産経新聞社のファンコミュニティ「きっかけ」内に「fracora 美と健康のおしゃべりサロン」を開設し、参加者が日々の習慣や美容・健康の悩みを共有する場を提供しています。 

また、ライブコマースを積極的に取り入れ、週に2回以上の配信を通じて顧客との双方向のコミュニケーションを実現しています。これにより、リピーターの育成やLTV(顧客生涯価値)の向上を図っています。 

これらの取り組みにより、fracoraは顧客の声を商品開発やサービス向上に活かし、ファンとの強固な関係を築いています。

参照:産経新聞社のファンコミュニティ「きっかけ」内 に開設 自分にあった美容習慣・健康習慣を見つけるコミュニティ「ー笑顔のある毎日をー fracora 美と健康のおしゃべりサロン」オープン! | クオン株式会社のプレスリリース

井上真珠店

井上真珠店は、創業100年以上の歴史を持つ真珠専門店です。真珠の魅力や知識を共有するためのワークショップやイベントを開催し、参加者同士の交流を促進しています。また、オンライン上でも、真珠に関する情報発信やコミュニティ活動を展開し、ファンとの双方向のコミュニケーションを大切にしています。

これらの取り組みにより、井上真珠店は単なる商品販売だけでなく、真珠の文化や価値を共有する場を提供し、顧客の信頼とブランドロイヤリティの向上に成功しています。

真珠の生産プロセスを伝えたり、事業のビジョンをストーリーとして伝えることで「安く売る」のではなく「付加価値をつけて高く売る」ようにしています。

井上真珠店の事例について詳しく知りたい方は、下記記事をご覧ください。

ライブコマースで売るために必要なことって?真珠ライブに学ぶ爆売れの秘訣

ライブコマースで売るために必要なことって?真珠ライブに学ぶ爆売れの秘訣

アテニア

アテニアは、ファンコミュニティを活用して顧客との関係を深め、商品開発に役立てています。同社が運営する「アテニア ファンコミュニティ」は、20万人以上のメンバーが参加する国内最大級の化粧品ファンコミュニティで、ユーザー同士や企業との活発なコミュニケーションが行われています。 

このコミュニティを通じて、ユーザーの本音やインサイトを収集し、それを基に商品開発を行っています。例えば、2021年に発売されたスキンケア製品「ドレススノー」は、コミュニティから得た「美白とエイジングケアを同時に叶えたい」というユーザーの声を反映して開発され、同社のスキンケア製品の売上向上に大きく貢献しました。 

また、コミュニティ内では、ユーザー同士が美容や生活に関する情報を共有し合う場として機能しており、企業とユーザー、ユーザー同士の双方向のコミュニケーションが活発に行われています。 

これらの取り組みにより、アテニアは顧客のニーズを的確に捉え、商品開発やサービス向上に活かすことで、ブランドの成長と顧客満足度の向上を実現しています。

参照:20万人のファンコミュニティから得た本音で商品が大ヒット アテニア流「インサイトを引き出す」運営 (1/3):MarkeZine(マーケジン)

スターバックス

スターバックスは、2008年に「My Starbucks Idea」というオンラインコミュニティを立ち上げ、ファンからの意見やアイデアを直接受け付ける仕組みを作りました。このプラットフォームでは、ユーザーが新商品や店舗運営の改善点を提案でき、他のユーザーが投票やコメントを行うことで、最も支持を集めたアイデアが実際に採用される仕組みになっています。

この取り組みが成功した理由は、顧客との双方向のコミュニケーションを生み出し、ブランドへの愛着を強めた点にあります。企業側はユーザーの意見を尊重し、それを実際のビジネス戦略に反映させることで、スターバックスのファンは「自分たちがブランドの成長に関与している」という実感を得ることができました。

成功したアイデアの例

モバイル決済の導入

店舗での無料Wi-Fi提供

季節限定ドリンクの提案

実際に、20万件以上のアイデアが寄せられ、そのうち300件以上が採用されるなど、「顧客の声を形にする企業」としてのスターバックスのブランド価値を高めることに成功しました。この施策によって、スターバックスは単なるコーヒーチェーンではなく、ファンと共に進化するブランドとしての地位を確立したのです。

参照:スターバックスのMy Starbucks Ideaとソーシャルメディアに見る、双方向マーケティングの力 | Web戦略ガイド

ネスレ

ブランドアンバサダーのイメージ

ネスレは、ファンコミュニティを活用し、ブランドのロイヤルティを高めた成功事例です。同社は単なる商品販売にとどまらず、顧客と共創するマーケティング戦略を展開しました。特に、「ネスカフェ アンバサダー」制度が象徴的です。企業や個人がアンバサダーとして職場や家庭でネスカフェを広めることで、自然な形でブランドの魅力が伝わる仕組みを構築しました。さらに、アンバサダー限定の特典やイベントを通じて、継続的な関係を強化。また、公式SNSではアンバサダーの体験談を紹介し、共感を生むストーリーを発信。これにより、ファン同士の交流が活性化し、ブランドへの愛着が深まりました。ユーザー参加型マーケティング×SNS戦略の成功例といえます。

参照:MR126_150310.indd

カゴメ

カゴメは、ファンコミュニティを活用してブランド価値を高めた成功事例です。同社は、単なる商品の販売ではなく、顧客と共に「食と健康」を考える場作りに注力しました。特に、「カゴメ劇場」や「野菜生活ファーム」といった体験型イベントが人気を集め、家族連れを中心にブランドへの愛着が強化されました。さらに、ファンと直接交流できる場を設けることで、企業の想いが伝わりやすくなりました。また、公式SNSや会員サイト「&KAGOME」ではレシピ共有や健康情報を発信し、ユーザー同士のコミュニケーションを活性化。これにより、リアルイベント×デジタル施策の相乗効果が生まれ、継続的なファンコミュニティの形成に成功しました。

参考:コミュニティサイトは一日にしてならず。「広さより深さ」の対話はカゴメ創業以来の企業文化だった | 株式会社イーライフ

COHINA

女性向けのアパレルブランドとして、ファンコミュニティを活用

COHINAは、小柄女性向けのアパレルブランドとして、ファンコミュニティを活用し急成長した成功事例です。単に商品を販売するのではなく、共感を生むブランディングと双方向のコミュニケーションに力を入れています。特に、400日以上継続したインスタライブを活用し、リアルな試着体験が人気を集め、顧客がサイズ感や着こなしを具体的にイメージできる工夫を実施。これにより、「自分に合う服が見つかる」という安心感を提供しました。さらに、公式SNSではファンの投稿を積極的に紹介し、ユーザー同士の交流を促進。ファンがブランドの一員として参加できる環境を整えたことで、熱量の高いコミュニティを形成しました。ライブ配信×ユーザー参加型マーケティングが成功の鍵です。

参照:D2Cファッションブランド「COHINA」の急成長を支えたInstagram活用のポイントとは? | Marketing Native特選記事 | Web担当者Forum

株式会社すかいらーくホールディングス

すかいらーくホールディングスが展開する「しゃぶ葉」は、2023年6月にファンコミュニティ「おやさい学校 しゃぶしゃ部」を立ち上げました。 

このコミュニティでは、ファンとの共同開発で新メニューを生み出すなど、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを強化しています。また、ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」を活用し、ファンとの共創を推進しています。

参照:ロイヤル顧客プラットフォーム「coorum(コーラム)」を活用し、しゃぶ葉がファンコミュニティを運営。ファンと共創した新商品が誕生 | 株式会社Asobicaのプレスリリース

Akamai

Akamaiは、インターネットのパフォーマンスとセキュリティを提供する企業として、強力なファンコミュニティを構築した成功事例です。特に、「Akamai Community」というオンラインプラットフォームを活用し、ユーザー同士が技術的な課題や解決策を共有できる場を提供しています。このプラットフォームでは、Akamaiのエキスパートと直接コミュニケーションできる機会を設け、顧客の問題解決を支援。ユーザーの声を反映させることで、製品の改良や新機能の追加に繋がり、顧客満足度を向上させました。さらに、定期的にウェビナーやカンファレンスを開催し、業界の最新情報を共有することで、参加者との信頼関係を構築。オンラインフォーラム×専門知識の共有を通じて、Akamaiは技術的なリーダーシップを発揮し、強固なファンコミュニティを築き上げました。

マイネオ

マイネオは、携帯通信サービスを提供する企業として、顧客との強力なファンコミュニティを形成した成功事例です。特に、マイネオユーザー同士のコミュニケーションを促進する掲示板を活用し、ユーザーが問題解決や情報交換を行う場を提供しました。この掲示板では、実際のユーザーが直接質問や回答を行い、信頼感を築くことができました。また、マイネオスイッチというユーザー参加型のキャンペーンを実施し、利用者がサービスの改善提案をする機会を提供。これにより、ユーザーは自分がブランドの成長に貢献していると感じ、ロイヤルティが高まりました。さらに、公式SNSを通じてユーザーの体験談やレビューを紹介し、コミュニティの交流を活性化。これにより、双方向のコミュニケーション×ユーザー参加型の仕組みで、強固なファンコミュニティを築くことに成功しました。

参考:“オンリーワン”の体験価値はファンとの共創から生まれる。mineoの実践するコミュニティづくり | CX Clip by KARTE

ベースフード株式会社

ベースフード株式会社は、健康志向の食品ブランドとして、ファンコミュニティを上手に活用した成功事例です。特に、ベースフードファミリーいうユーザー参加型のコミュニティを構築し、ブランドに対する親近感とロイヤルティを強化しました。このコミュニティでは、ユーザーがレシピの共有や商品レビューを行う場を提供し、ファン同士の交流を促進。また、定期的なオンラインイベントを実施し、ファンとブランドとの距離感を縮めました。さらに、公式SNSやブログでは、ファンの体験談や成功事例を紹介し、商品に対する信頼感を高めました。これにより、消費者が自分の意見や体験を発信することで、自発的な広報活動が行われ、自然とファン層が拡大。共創×ファン参加型のマーケティングが成功の鍵となっています。

参照:ユーザーがユーザーに働きかける好循環。コミュニティ内の投稿が商品理解の促進と新商品アイデアの源泉に | Commune(コミューン)|コミュニティプラットフォーム

Communeを活用した「BASE FOOD」のオンラインコミュニティ「BASE FOOD Labo」が会員数5万人を突破 | コミューン株式会社のプレスリリース

ファンコミュニティのメリット・デメリット

ファンコミュニティには ブランドロイヤリティの向上 や 口コミの増加 などのメリットがあります。ファン同士の交流が活発になることで、自然な情報発信が促され、新規顧客の獲得や LTV(顧客生涯価値)の向上 にもつながります。また、ファンの声をもとに 商品開発やサービス改善 ができる点も強みです。

一方で、運営にはコストや手間がかかるほか、活性化しないと形骸化するリスクもあります。さらに、ネガティブな口コミの拡散や一部のコアファンへの依存などの課題もあります。成功の鍵は、ファンと双方向の関係を築き、継続的にエンゲージメントを高める運営 です。

具体的なメリットや、よくあるデメリットとその対策について知りたい方は下記記事をご覧ください。

ファンコミュニティとは?メリットや注意点・運営のポイントを解説

ファンコミュニティとは?メリットや注意点・運営のポイントを解説

成功事例を参考にファンコミュニティを運営しよう

ファンコミュニティは、企業と顧客の関係を深め、ブランドロイヤリティを高める強力な手法です。成功している企業は、SNSやライブ配信を活用し、ファンとの双方向のコミュニケーションを実現しています。ファイテンのように自社の理念に共感するライバー(インフルエンサー)ライブ配信を行えば、ファンのエンゲージメントを高めるだけでなく、新規顧客の獲得や売上向上にもつながります。

自社でもライブ配信を活用し、ファンコミュニティを強化したいとお考えなら、ぜひ当社の ライブ配信アプリ「CHANCE!」をご活用ください。

CHANCE!のコラボ配信の特徴についてはこちらのページでご確認いただけます。

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