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ライブ配信で地域を活性化!~地域創生ライブコマーサーに注目~

カテゴリ:ライバー育成の極意 更新日:2023-09-07

『地域の魅力を多くの人に伝えたい!』『地元の商品を全国の人に広く知ってほしい』という思いを持っている企業も多いのではないでしょうか?地方にいながら全国に地域の魅力を発信する方法として、ライブ配信を活用する方法があります。実際に、愛媛県でライブ配信を行い地域創生に取り組む企業「株式会社クリエ」(以下文クリエと略省)は、デジタル愛媛ツアーを行い、全国に愛媛の魅力を発信しています。

クリエが企画運営するデジタル愛媛ツアーに出演しているのは、地元の生産者や愛媛をよく知る地域創生ライブコマーサーと呼ばれる人です。全国に広く知ってもらうためには、発信力のある有名なインフルエンサーを起用するという手段もありますが、視聴者に寄り添い、愛される人であることも大事です。ライブ配信を重ねることで、視聴者に愛されながら、愛媛を盛り上げるライブコマーサーとして日々成長しています。今回はそんな地域創生に取り組む地域創生ライブコマーサーに着目しました。

地域の魅力を発信するコマーサーとは?

コマーサーとは、ライブ配信(ライブコマース)で商品を紹介したり、販売する人のことです。コマーサーは、商品を作る生産者のこだわりや伝えたい思いを発信しながら、視聴者からの質問や疑問のコメントに対して、リアルタイムに応えるなど臨機応変な対応が求められます。視聴者が楽しいと思えるように、双方向のコミュニケーションを図ることが大切です。商品の誕生秘話や開発秘話を広く発信するなど、ライブ配信だからこそ発信できる情報発信を行い、ライブ配信の特別感を演出することも大事です。

ライブ配信(ライブコマース)は、ただ欲しい商品を購入するだけではなく、お気に入りのコマーサーを見つけたり、応援したいと思うコマーサーと出会うのも楽しみ方の一つです。ライブコマースの面白さは、コマーサーの腕にかかっているのでは?と思うほど重要な役割と言えます。そのためには、商品知識が豊富で、地元地域をよく知る人、親しみのあるコマーサーであることが重要です。

地域の魅力を発信したいのであれば、完璧なトークというよりも、商品の魅力を引き出したり、地元生産者の方との自然なやり取りができ、視聴者に親しみを感じさせるコマーサーを選出するという方法もあります。

下記のコラム、宇和島の井上真珠店さんが行った「デジタル愛媛ツアー」では、地域創生ライブコマーサーと地元生産者が一緒にライブ配信をする様子をご覧いただけます。ライブ配信限定で作った商品を魅力的に紹介しています。

コラム:ライブコマースで売るために必要なことって?真珠ライブに学ぶ爆売れの秘訣

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地元愛溢れるライブコマーサー誕生!地域創生への想い

今回は、クリエが開催している「地域創生ライブコマーサーオーディション」※1 を通して、愛媛の魅力や観光・県産品情報を発信できる地域創生ライブコマーサーに着目。視聴者に愛されるライブコマーサーの誕生から、地元愛溢れるライブコマーサーの想いをご紹介します。ライブ配信のキャスティングに悩みを持っている方、人材を探している方におすすめです。

※1 デジタル愛媛ツアーを企画運営する株式会社クリエとANAあきんど株式会社松山支店が共催する企画。2023年5月21日にイオンモール今治新都市のステージで実施された公開オーディションのこと。ファイナリストは、SNSを活用した情報発信の基礎知識を学び、マナー研修やライブ配信に生出演するなど、約半年間の育成プログラムを経て、2023年12月に「デジタル愛媛ツアー2024年公式アンバサダー」が1名選出される予定。

詳細はこちら:https://www.liver-contest.clear-a01.com/

「地域創生ライブコマーサーオーディション」は愛媛の魅力や観光・県産品情報を発信できる人材を発掘・育成することで、地域に貢献する事を目的として開催されています。地域創生ライブコマーサー応募者の中から、より熱い想いを持った地元愛溢れるファイナリスト5名が選出されました。このオーディションディレクターである高岡奈々葉さんとファイナリスト5名の公開インタビューを実施し、地域創生ライブコマーサーのファイナリストは地域を盛り上げるためにどのような熱い想いを持っているのか、どのようなことに挑戦したいと思っているのか、今後の意気込みを伺いました。

大好きな愛媛を盛り上げる地域創生ライブコマーサーとして活躍したい!オーディションファイナリストの思い

↑インタビューの様子

砂川伸夫 (すながわ のぶお)さん

FM愛媛のラジオパーソナリティーとして活動し、旅行サイトの営業職を経験後、会社を立ち上げたアナウンサー。ホテルのマーケティングや、スポーツ実況、MCとして活動中。ニックネームは「のぶお」

Q.なぜオーディションを受けて地域創生ライブコマーサーになりたいと思ったのですか?

ラジオパーソナリティーとして身に付けたしゃべるスキル、そして旅行サイトの広告営業で感じた地域活性化の重要さなど、自分の経験を生かせると思ったからです。旅行業に関わっていたので、観光業の落ち込みを肌で感じました。地域創生ライブコマーサーとして、生産者や愛媛の役に立ちたいと思い応募しました!

Q.オーディションを通じて変わったことはありますか?

仕事に対する思いなどは大きく変わってはいませんが、オーディションに残ったファイナリストとして、しっかり自覚を持って取り組もうと思っています。5人の中では最年長なので、大人としてきちんとした姿を見せないと!という気持ちになります。みんなのお兄さんのような存在でいたいですね。

Q.どのようなライブコマーサーになりたいですか?

相手に興味を持って、色々な話を引き出せるライブコマーサーを目指しています。興味がないと、相手に熱が伝わらないと思います。親近感のあるお兄さんライブコマーサーとして頑張ります!

出てきた瞬間から視聴者や相手をグッと引き付け、何を話すのだろう?と私たちにわくわく感を与えてくれた砂川さん。トークを進める中で、視聴者から応援のギフトが届いたときには、『ライブ配信でギフトをもらったのは初めて!こんなに嬉しいんだ!』とチャーミングな笑顔を見せ、視聴者の関心をひきつけていました。

長年ラジオやアナウンサーという仕事をしているだけあって、トークスキルはピカイチ。『しゃべるコツはありますか?』との質問に対し、『一文の長さを簡潔にすることです!』というアドバイスも飛び出しました。インタビューの最後に来た『あだ名はありますか?』のコメントに「のぶおって呼んでください」と答えると、「のぶおコール」が止まらなくなりました!「のぶお!のぶお!」と呼びたくなるのは、親しみやすいキャラクターと愛嬌のある人柄なのかもしれません。視聴者のツッコミやコメントに反応する、楽しい雰囲気にさせるのも地元コマーサーとして大切なスキルです。

詩織(うたおり)るる さん

歌手やモデルとして活動する大学生。昭和歌謡をメインに歌を届けている

Q.なぜオーディションを受けて地域創生ライブコマーサーになりたいと思ったのですか?

今は歌をメインに活動していますが、自分自身のできることを増やしたいと思ったのがきっかけです。また、愛媛の魅力を多くの人に知ってもらいたいので応募しました。

Q.オーディションを受けて変わったことはありますか?

ライブ配信でトークを工夫するようになりました。今までは歌う配信が多かったですが、「見ている人に喜んでもらいたい!」「どうやったら視聴者に楽しんでもらえるかな?」かという視点を持ち、今まで以上に視聴者目線になってトークすることが増えています。

Q.どのようなライブコマーサーになりたいですか?

リサーチ力や人の魅力を引き出すことなど、歌とは違う部分が重要視されるライブコマーサーという役割を通じて、愛媛の良いところをいろんな人に見てもらいたいです!

ふんわりした優しい雰囲気が印象的な詩織さん。視聴者に喜んでもらいたいと真摯にライブ配信に向き合う姿を見ると、つい応援したくなります。「応援したくなる」のは、コマーサーの魅力の一つです。視聴者からは「即興で歌ってみて!」などとリクエストが来るシーンも。先に登場した砂川さんのテンポ良い明るさとはまた違った、詩織さんの魅力が光りました。視聴者の質問にじっくりと真剣に答える姿は、視聴者の知りたい!と思う想いに対して信頼できる安心感として必要なスキルだと感じます。

本田 奏音(ほんだ かのん)さん

19歳の学生、趣味は剣道と五目並べ!無心になれることが好き。ニックネームは「ぽんかの」

Q.なぜオーディションを受けて地域創生ライブコマーサーなりたいと思ったのですか?

もともと地域創生に興味があり、地域団体に所属してサイクリングイベントの開催などを行っています。ライブコマースを通じ、もっとたくさんの人に向けて愛媛の魅力を発信したいと思い応募しました。

Q.オーディションを受けて変わったことはありますか?

オーディションを通じて、前向きになったと思います。今までは挑戦してもダメかなとあきらめてしまうこともありましたが、ポジティブ思考を意識できるようになりました。ディレクターの高岡さんをはじめ、他のファイナリストの皆さんなど、周りから学ぶことが多いです。他の人の良いところと自分を比較して、課題だと思うところを洗い出し、改善していきたいです。何でも吸収できるスポンジのような人でありたいですね。

Q.どのようなライブコマーサーになりたいですか?

やるからには最後まで!悔いの残らないように頑張りたいです。何事にも全力、学びの姿勢を大切に。一つ一つメモして吸収していきたい!私にしかできない個性的なライブ配信を盛り上げられるライブコマーサーになりたいです。

ほんわかした雰囲気が魅力の本田さん。しかし「趣味は五目並べです!」といきなり切り出してくる面白い一面を見せ、そのギャップが魅力です。趣味の剣道の話をしていると、『剣道の魅力は何ですか?』というコメントと共に『もっと話を聞きたい!』という応援ギフトが送られました。

さらに、多くのことを吸収したいと意気込みを語っていると、「応援します!」のギフトが。『この人を応援したい!』と視聴者が思った瞬間に、ギフティングというアクションで気持ちを表現できるのだなと感じました。もちろん、コマーサーのありがとうというリアクションが見れるのも嬉しいですよね。まっすぐに笑顔で自分のできることを精一杯頑張りたいと語る姿は、見ている視聴者を元気づけたり、自分も頑張ろうと鼓舞してくれるコマーサーの姿として大切な魅力です。

高田 百音(たかた もね)さん

青春まっさかりの中学3年生。3歳からクラシックバレエを習っていたが、マンガの影響でバレーボール部へ。”バレエ”と”バレー”の二刀流で頑張っています!ニックネームは「もねたん」

Q.なぜオーディションを受けて地域創生ライブコマーサーになりたいと思ったのですか?

オーディションは母の勧めがきっかけです。始めはライブコマースのことをよく知りませんでしたが、調べていくうちに、視聴者とコミュニケーションを楽しめるのに魅力を感じ、自分もやってみたいと思いました。中学生だからできないこともあるのではと心配でしたが、それ以上に興味の方が勝って挑戦することに。後悔しないよう、自分のやりたいことをやろうと思って飛び込んでみました!

Q.オーディションを受けて変わったことはありますか?

今までは、家族や友人、地域の人との繋がりだけでしたが、オーディションを通じて多くの人と出会えました。初対面の人と話すのに苦手意識があったけれど、他のファイナリストがきさくに話しかけてくれたので仲良くなれました。「初対面の人に話しかける緊張感」よりも、「相手のことを知りたい!」と思う気持ちのほうが強いということに気づきました。

Q.どのようなライブコマーサーになりたいですか?

見ている人が笑顔になるようなライブコマーサーになりたいです。視聴者を笑顔にするためには、まず自分が楽しむことが大切だと思うので、笑顔を忘れずに頑張りたいです。

15歳という最年少ながらしっかり者キャラを不動のものとした高田さん、通称”もねたん”。中学生で若いからというだけではなく、高田さん本人がとにかく楽しそうにトークを展開していました。完璧になってからの挑戦ではなく、中学生として伸びしろたっぷりな高田さんが、チャレンジしたい・愛媛が好き!という思いを笑顔で伝えるからこそまっすぐな気持ちが伝わってくるのですね。

飾らない言葉とチャーミングな笑顔は、こちらまで笑顔にさせてくれます。視聴者を巻き込んで地元を盛り上げるコマーサーとして大切な魅力です。

染次佑奈(そめじゆうな) さん

関西の大学で英語を学ぶ大学生。ラオスの小学校へ教育支援を行う学生団体にも所属し、副代表を務めた。 アメリカやマルタなど、留学経験も豊富。

Q.なぜオーディションを受けて地域創生ライブコマーサーになりたいと思ったのですか?

関西の大学で語学を学び、留学など多くの経験をしました。就職活動がスタートしましたが上手くいかず悩んでいるときに、他にも輝ける場所があるかもしれないと思った母がオーディションに応募してくれました。語学力をライブコマースで生かせるのでは?と思い、オーディションに挑みました!

Q.オーディションを受けて変わったことはありますか?

就職活動で様々な企業に「落とされる」経験をし、どこがいけないのだろうとモヤモヤしていました。でも、オーディションを受けて、自分のいいところや悪いところを再発見することができたと思います。なぜ自分がファイナリストに選ばれたのか聴く機会があったのですが、バイタリティを感じてもらって選ばれたと知りました。おかげで、自分に合った、自分が頑張れる場で活躍していきたいという気持ちになりました。企業の面接ではうまくいかなかったけれど、自分に合った場所を探すのも大切なのかもしれません

Q.どのようなライブコマーサーになりたいですか?

周りの人からかけてもらった言葉に感謝し、自分に自信を持って話せるライブコマーサーを目指したいです。そして、得意の英語や中国語を生かしてグローバルなライブコマーサーとして、自分の思いや生産者の言葉を「言語化」できるようになりたいです。思っていることを心の中で終わらせず、きちんとアウトプットできるように意識していきたい!

今回の公開インタビューに出演してくれたファイナリストは皆愛媛県からライブ配信を繋いでいましたが、実は染次さんだけは大阪からライブ配信に参加!地元を離れていても、大好きな地元愛媛の活性化のため元気よく工夫してライブコマーサーにチャレンジしている姿が印象的でした。

人柄、想い+αの言語力、全国、世界に向けた発信のできる力があることもまた大切です。自信が持つ強みを地元地域のためにライブ配信で発揮できるコマーサーもまた大切な魅力です。

地域創生ライブコマーサーオーディションを通して愛媛を盛り上げるためには?ディレクター高岡奈々葉さん

インタビュー最後に、「地域創生ライブコマーサーオーディション」でディレクターを務める高岡奈々葉さんが登場。自身もライブコマーサーとして愛媛の魅力を発信し続けています。『デジタル愛媛ツアー』の看板ライブコマーサーとして、多くのファンを魅了している高岡さんに、オーディションの目的や思いを伺いました。

Q.すぐにグランプリを決定するのではなく、ファイナリスト全員が半年の育成プログラムに参加するのはなぜですか?

「ファイナリスト全員が研修をやる理由は、ライブコマーサーの認知度を上げて仲間を増やしたいからです。グランプリを取れなかった人も、チームとして今後もライブコマースに関わってもらえれば嬉しいです。愛媛への思いを持ったファイナリストたちが、どのようなライブコマーサー集団になっていくのか楽しみです。一人の力より、チームのパワーで愛媛を盛り上げていきたいです。』

ただ、グランプリを決定するだけのコンテスト形式のオーディションではないところがポイント。オーディションからファイナリストの研修までのすべてが「ライブコマースを盛り上げることを目的としたチャンスのタネ」なのかもしれません。

Q地域創生ライブコマーサーとして活躍している高岡さんですが、ディレクターをやることで新たな発見はありましたか?

ディレクターとして裏方を知ることで、自分自身も一緒に成長しています。ライブコマーサーとして、ディレクターとして、今までよりもっと責任感が強くなりました。

ディレクターとして運営するだけでなく、「ファイナリストたちと一緒に成長していきたい」という思いが高岡さんにあるからこそ、ファイナリストたちも頑張りたいという気持ちが強くなるのかもしれません。高岡さんも、始めからなんでもできるライブコマーサーだったわけではなく、『デジタル愛媛ツアー』と一緒に成長してきたライブコマーサーです。クリエ代表の出口友子さんは、以前ウェビナビの取材で、高岡さんのことをこう話されていました。

コラム:愛媛の地方創生ライブコマース実例に学ぶ!地域を盛り上げるデジタルの力とは

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今後は、マナー研修やSNSについてを学ぶ定期的な研修と並行し、8月にはいよいよデビューライブコマースを実施予定。研修や実践など、すべてがグランプリを決める評価対象となるそうです。「視聴者とのコミュニケーションを取るうちに、コマーサーのファンになっていただけるのがライブコマースのいいところ。YouTubeやSNSでの発信も増やしていくので、これからもファイナリストのことを応援してほしい」と高岡さんは語ります。

まとめ

愛媛の魅力や観光・県産品情報を発信できる人材として想い溢れる5名と高岡さんをご紹介しました。公開インタビューのライブ配信を通して、魅力を発信できる地域創生ライブコマーサーとして地元愛媛を盛り上げたいと思いを持つ若い方々がこんなにもいるんだと驚かされました。

『地域の魅力を多くの人に伝える』『地元の商品を全国の人に広く知ってもらう』手段としてライブ配信を行う際には、地域のことをより知っている生産者の起用や、地元コマーサーをキャスティングするという方法も検討されてみてはいかがでしょうか。

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