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投げ銭とは?メリットやおすすめアプリを徹底解説

カテゴリ:投げ銭について知りたい 更新日:2023-12-08

皆さんはライブ配信で投げ銭をした経験や、もしくは投げ銭をされた経験はありますか?

最近「YouTube」や「インスタライブ」、「SHOWROOM」など若い人たちが集まるライブ配信では、「推し(人に薦めたいほど好意を持っている人物)」に対して投げ銭をすることであなたを応援しているよ、と伝えることが主流になってきています。

また配信者にとっても、投げ銭がメインの収益方法となりつつあります。しかし、ファンが少ない新人配信者やYouTuberは、どうすればファンから投げ銭が貰える「推し」になれるのか、という悩みがあると思います。

そこで今回は、日本最大級のライブコマースの解説や事例を紹介する情報サイト『ウェビナビ』が、『投げ銭のメリット・意外と知らないたくさん貰うコツ』について徹底解説します。

この記事を読めば、配信者にとっていかに投げ銭が重要なのかがご理解いただけると思います。

下記コラムは投げ銭型ギフティングのメリットとデメリット、ギフティング(投げ銭)をしたくなるライバーについてまとめています。こちらも参考にご覧ください。

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投げ銭とは?

まず投げ銭の貰い方を会得する前に投げ銭について知りましょう。

投げ銭とはライブ配信をする「配信者」に「視聴者」がお金の代わりの「ギフト」や「アイテム」を購入し、それを配信中に投げることで、配信者を応援できるシステムのことです。

今では多くのインターネットユーザーに浸透しつつあり、有名なところでは「YouTube」の「スパチャ」や「Instagram」の「バッチ機能」、「SHOWROOM」・「17Live」の「ギフト」があります。

これらの投げ銭は少額から購入ができ、スパチャは100円から、バッチ機能は0.99ドル(約120円)からと手が出しやすい値段設定にしてあるのが特徴です。

そのため特にインターネットゲームなどを通して課金になれている若者は、積極的に投げ銭をしているといわれています。

多くの場合、投げ銭は、視聴者がアプリ内のバーチャル通貨やクレジットからギフト(ポイント)を購入し、応援したいライブ動画配信者にプレゼントするという仕組みになっています。

これを利用し、最近では「スポーツギフティング」と呼ばれる投げ銭の種類もあります。

ユーザーはなぜ投げ銭をするの?

YouTuberやインフルエンサーの配信をよく見る方、推しが配信をしている方は投げ銭を気軽にする傾向があると思います。その方々の投げ銭をする原動力のひとつは、「配信者を応援したいから」。

ちなみにウェビナビ担当にも舞台俳優の推しがいるのですが、配信をするときにギフトをバンバン投げます。その心境は複雑で、推しに貢ぎたいという気持ちもあれば、配信が上手く行って今後の仕事に繋がってほしい、他の応援している方に負けたくないという思惑もあります。

しかし、投げ銭をしたことが無い方にとっては『投げ銭はお金の無駄じゃないのか』と思うのではないでしょうか。

例えば、オンラインゲームの有償ガチャへの課金は、いわば『アイテムの購入』であり、お金を支払う代わりに強力な武器やキャラクターが提供されるかもしれません。一方、投げ銭は自分にメリットがない、端から見れば『コストがかかるだけ』の行為です。

しかし投げ銭をする方にとっては、コストと同じ、それ以上の対価が得られる魅力があるということでしょう。

投げ銭をする心理を知ることで、投げ銭をもらうポイントも分かるようになります。知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。

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投げ銭のメリット

それでは視聴者側の投げ銭の魅力が分かった所で、配信者側の投げ銭のメリットについて見ていきましょう。メリットは以下の3つが考えられます。

  • ライブが盛り上がる
  • 双方向のコミュニケーションツールに有効
  • 投げ銭の一部が配信者の収入になる

順番に詳しく解説します。

ライブ配信が盛り上がる

プロジェクトの成功や商品やサービスの売上は、ライブ配信が盛り上がるか否かに大きく左右されます。

いくら配信者側が自信のあるコンテンツで配信をしても、視聴者側がしらけていたり、盛り上がりに欠けていたりしては「楽しかった」、「次もまた見たい」と思ってもらえるライブ配信とはいえません。

そこで役立つのが投げ銭です。多くの場合、投げ銭がされると、画面上にイラストやエフェクトが表示されます。イラストやエフェクトが飛び交っているライブ配信は、活気があることが目に見えてわかります。

そして、ほかの視聴者も『自分も投げ銭をしたい』『応援の気持ちを表したい』という気持ちを掻き立てられ、ライブ配信自体のボルテージが上がっていきます。

また投げ銭は、視聴者が配信者を応援している、あるいはライブを楽しんでいる証拠ともいえ、配信者のモチベーションアップにも繋がります。つまり投げ銭が飛び交うことで、ライブに非常に良い雰囲気が生まれるのです。

双方向のコミュニケーションツールに有効

ライブ配信に視聴者が求めているのは、映画やテレビドラマ、通販番組のように、完成されたコンテンツを消費することではありません。配信者そのもの、あるいはコンテンツのファンになり、自らも参加して一緒にコンテンツを盛り上げている当事者である、という感覚です。

当事者意識を視聴者と分かちあうことが出来るかどうかが、ライブ配信を楽しんで貰えるかの重要なポイントとなります。

またライブ配信をしながら商品を販売するライブコマースでも、投げ銭は双方向にコミュニケーションを取る非常に有効な手段です。

配信者は、画面の向こうの見えない視聴者の反応をリアルタイムで感じられますし、視聴者は応援の気持ちを気軽に表せ、配信者に存在を認識してもらえるからです。

そのように投げ銭を通してコミュニケーションを取ることで、配信者と視聴者の間に「信頼関係」や「絆」が育まれていきます。そして信頼関係や絆で結ばれた視聴者は、よりライブ配信を盛り上げようと協力してくれるようになるでしょう。

投げ銭の一部が配信者の収入になる

配信者にとって、投げ銭が収入になるのも見逃せないメリットです。特に、ウェビナーや、エンターテインメント系のライブ配信では、投げ銭が配信者の大きな収入となっている場合も多いようです。

一例をあげると、サッカーチームの「愛媛FC」では不定期に「スペシャル投げ銭企画」を開催しています。試合のリモート応援をしながら、送金アプリ「pring」で1円からエール(投げ銭)できるようになっており、投げ銭はクラブの運営資金になっているとのことです。

このように投げ銭を通して対象を応援する、という気持ちによって投げ銭は成り立っています。そのため、その気持ちに応えられる配信者でいることが、継続的な投げ銭の獲得にも繋がります。

参考:https://ehimefc.com/topics/topic33085.html

投げ銭の注意点

投げ銭を貰う側にも注意点があります。投げ銭はあくまで金銭。視聴者がのめり込みすぎると重大なトラブルを招いてしまいます。

視聴者がしがちなのは、お金を使い込みすぎてしまうこと、たくさん投げ銭を投げているからとマナーを欠いた言動をとってしまうなど。

一部のライブ配信プラットフォームでは「どの配信者が一番投げ銭を貰ったのか」、「誰がいくら投げたのか」がランキングで分かってしまいます。そのため、配信者側も1位を狙うために、視聴者に対し投げ銭(課金)のお願いをしがち。

ですが、あまりやりすぎてしまうと視聴者から破産する方や高額負債を負う方が出てしまうこともあります。国民生活センターのHPには、未成年が親のクレジットカードを使い、合計30万円の投げ銭をしてしまったとの事例も。

もちろん投げ銭は資金源に結び付いたり、イベントで目立ち企業案件などのオファーがくる重要な指針です。

ただ上記のような事例もあるため配信者側は、配信を見てくれる人を増やす努力をしたり、イベントがない通常時は「無理のない範囲でいいからね」など一言添えることも検討するとよいかもしれません。

また、配信者がやりがちなのは、ほんの一部お金ほしさに過激な配信や迷惑行為をしてしまう人もいます。あまりにひどい場合はアカウントを凍結されたり、今後ライブ配信ができなくなる場合があるため、注意しましょう。

参照:https://www.kokusen.go.jp/mimamori/kmj_mailmag/kmj-support198.html

知っていて欲しい知識「投げ銭に税金はかかるの?」

結論を言ってしまうと、投げ銭に税金はかかります!

投げ銭は基本的に「事業所得」もしくは「雑所得」という区分で確定申告をしなければなりません。ただ投げ銭で得た収入が20万円を超えなければ確定申告をしなくて良い場合もあります。ちなみに一般的に「事業所得」となるのは、専属ライバーやYouTuber、ブロガーを本職としており、その事業で継続的に収入を貰っている場合、「雑所得」となるのは会社員などの一般人が副業としてライブ配信をしている場合とされます。

ここで述べているのはあくまで一般論ですので、詳しく知りたい方は、事務所所属の税理士や都道府県や地域で行われている税理士の相談会で相談してみてください。

知っていて欲しい知識「視聴者はいくら投げ銭しているの?」

配信者として気になるのは、視聴者がどれくらい投げ銭をしてくれるのか、ということではないでしょうか。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが2022年に調査した資料によると、

・過去一年に投げ銭をした人で、10代~50代以上までどの年代でも週に1度程度投げ銭をしているのは3割程度。逆に1か月1回程度以下の人が5割程度。

・ひと月の投げ銭総額は1000円以上が全体の約5割で、その中でも1回の配信で最も多く贈った時の投げ銭額は、投げ銭の頻度が多い人ほど高い。

という結果が出ています。

つまり投げ銭をしている人の半分は、1ヵ月に1回程度投げ銭をしており金額も少ない一方、上位3割は投げ銭の頻度も多く、1度に贈る金額も高いという両極端な傾向が見られます。

配信者としてランキング入賞したい、新たなチャンスを作りたいという方は、いかにこの上位3割のような濃いファン(強く推してくれる人)を育てるかがカギになってきます。他の配信者のライブを見て反応の仕方を研究したり、視聴者をイベントや定期ライブを利用して視聴者との交流を深めたりしながら、強い絆を作っていきましょう。

参照:https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/internet/assets/internet_committee_230123_09.pdf

【ウェビナビ調査】投げ銭機能があるおすすめプラットフォーム5選

配信者が気になる大きなポイントは、使っているアプリの投げ銭事情ではないでしょうか?今回ウェビナビは以下5つのアプリでどのような投げ銭が使われているのか調査しました。今使っているアプリがあれば現状と比較し、ぜひ自分に合ったライブ配信プラットフォームを見つけてみてください。

YouTube

「YouTube」は、世界で最もユーザー数の多い動画配信プラットフォーム。現在YouTubeで実装されているライブ配信機能は「YouTubeライブ」と呼ばれ、その中の「スーパーチャット」、「スーパーステッカー」が投げ銭のことです。これらは1回100円~5万円まで好きな金額を贈ることが出来るのが特徴。ただ1日の上限も5万円です。

視聴者がスーパーチャット、スーパーステッカーを贈るメリットは、コメントの文字の色やステッカーが変化し、目立たせることができること。金額が100円〜199円なら文字が青色に、200円〜499円なら水色、500円〜999円なら緑という具合です。この色の変化は、金額が高くなるほど、濃い赤色に近づいていきます。

さらに、これらは贈った金額に比例して、コメントの文字数や固定表示時間が増えていくという仕様になっているため、返信を貰いやすくなるという訳です。

YouTubeライブの収益化条件について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

⇧画像をクリック⇧

参照:https://support.google.com/youtube/answer/7288782?hl=ja#zippy=%2C%E5%8F%8E%E7%9B%8A%E5%88%86%E9%85%8D%E7%8E%87

Pococha(ポコチャ)

「Pococha」の大きな特徴は、配信者の収入が投げ銭だけでなく、配信した時間の長さによっても得られる時給制のようなシステムを導入していることです。

「Pococha」独自のポイントである「ダイヤ」には、視聴者の視聴時間やコメント数などを数値化した「盛り上がりダイヤ」と、配信時間の長さによって貯まる「時間ダイヤ」の2種類があります。

また、どれだけ配信しているか、どれだけ視聴者から応援されているかによって決められる19段階に分かれた「応援ランク」というものがあり、そのランクによって、「時間ダイヤ」を獲得できる数が変わります。そのため、アイテムを頂いても直接収入にはなりませんが、ライバーの評価であるダイヤ獲得ランクに影響します。

「Pococha」では、投げ銭型ギフティングをするだけでなく、コメントや視聴時間でも配信者を応援できます。そのため、使えるお金の限られている学生や若年層からも多くの支持を集めています。

17LIVE(イチナナライブ)

「17LIVE」は、台湾初のライブ動画配信プラットフォームです。海外在住の配信者、視聴者が多くいることが特徴です。「17LIVE」の投げ銭は「ベイビーコイン」という通貨を使って「ギフト」を購入し、配信者に贈る仕組みとなっています。

この「ギフト」には、『かわいい』、『最高!』などの文字が表示されるものや、音が鳴るものなどがあります。こうした感情を表現するギフトが多いので、より盛り上がっている雰囲気を感じられるというのも「17LIVE」の特徴の一つです。

また、「17LIVE」では、新規ユーザーが投げ銭型ギフティングを気軽に体験できるようにと、「ミッション」というものを設けています。例えば、「ライブ中にコメントをする」、「配信を5分以上視聴する」などのミッションがあり、クリアすることで新規ユーザーは、「ビキナーベイビーズ」というギフトを無料で入手することできます。

この「ビキナーベイビーズ」は無料であるものの、他の「ギフト」と同じように使用できるので、お試しで投げ銭型ギフティングをしてみたいという視聴者におすすめです。

「17LIVE」は配信者向けにも様々なシステムを用意しています。その一つが、「ギフティング還元率」です。たくさんの「ギフト」を受け取ると、「公式ライバー」に認定され、高い還元率で「ギフト」を換金できるようになります。

SHOWROOM

「SHOWROOM」は、投げ銭機能を導入したライブ配信アプリの先駆けともいえる存在です。アイドルやアーティスト、お笑い芸人、インフルエンサーなどが、ライブ動画配信を行なっており、特に10代〜20代の若者に支持されています。

「SHOWROOM」の一番の特徴は、ライブ会場のような配信画面で、ライブ動画配信を楽しめることです。ライブ動画配信画面の下には視聴者の可愛らしいアバターが登場します。

また、コメントすると、吹き出しが表示され、あたかもキャラクターがコメントしているようになります。「SHOWROOM」では、投げ銭をすると、画面上にキャラクターが登場したり、派手なエフェクトが現れたりします。こうした可愛らしさとポップさが、「SHOWROOM」が支持されている要因となっています。

「SHOWROOM」で、視聴者が投げ銭をするには、まず「Show Gold」という通貨を購入する必要があります。

次に「SHOWROOM」のストアから、「Show Gold」を使って「ギフト」を購入します。「ギフト」には、だるまや花束、食べ物、星、くまなど、様々な種類があります。このギフトは、金額が高くなればなるほど、大きく画面に表示されるので、配信者に気付いてもらいやすくなります。

さらに視聴者は、「ギフト」を贈ることで、リスナーレベルが上がります。リスナーレベルが上がると、ユニークな服装にアバターを着せ替えられるようになります。加えて、ライブ動画配信画面では、リスナーレベルの高い順に、アバターが最前列から表示されるようになっています。

こうした特別感を感じられるシステムが導入されていることから、「SHOWROOM」では、他のライブ配信プラットフォームよりも盛んに、投げ銭が行われているといわれています。

CHANCE! by ウェビナビ

「CHANCE! by ウェビナビ」(以下CHANCE!)は、視聴者参加型のライブ配信プラットフォーム。「CHANCE! 」では、プロジェクトを立ち上げ、視聴者と一緒にプロジェクトを育てることをテーマにしているので、視聴者参加型と呼ばれています。

他のアプリとの最大の違いは、ライブコマースと投げ銭の両方ができること。そのため物販をメインにつつ、投げ銭での収益アップを狙いたいという企業やライバーの需要にもこたえられます。

プロジェクトの定義はかなり幅広く、配信者と一緒にNFTアートを買ってみようという内容のものや、企業とライバーがコラボイベントを開催する、などのライブもあります。

ライバーと企業のコラボイベントについては、以下の記事に参考例があります。

⇧画像をクリック⇧

「CHANCE! 」の投げ銭(ギフティング)は、「CHANCEポイント(CP)」を使って「ギフト」を配信者に贈る仕組み。ポイントには、「有料ポイント」と、「無料ポイント」の2種類があります。

「有料ポイント」は、アプリ内で課金して手に入るポイント。「無料ポイント」は、商品を購入したりライブ動画配信を視聴中にアクションを起こしたりすることで貰えるポイントです。

また「CHANCE! 」では、配信者がライブ配信ごとに「ギフト(投げ銭)」の名称や、必要な「CHANCEポイント(CP)」を自由に決められるようになっています。こうした投げ銭を受け取る過程にオリジナリティを持たせられるのは、他のライブ配信プラットフォームにはないシステムです。

まとめ

投げ銭は、配信者にとっては、収益と同時に配信者とのコミュニケーション手段となります。また視聴者にとっては認識欲求と承認欲求を満たしてくれると同時に、配信者を応援しているという意思表示です。
配信者はファンや視聴者の応援でライブ配信が成り立っていることを認識しつつ、コミュニティを大きくするために投げ銭を活用して、ファンを増やしていきましょう。

以下のコラムは、投げ銭を貰うために視聴者をライブコマースへ巻き込むコツをまとめてあります。よろしければ併せてご覧ください。

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